とうとう東京をはじめ、大阪、兵庫も緊急事態宣言が発令されることとなりました。
生活必需品は購入できるということですから、それを物流で運んでくれるお仕事をしていただいている方、
スーパーマーケット等で我々に販売するお仕事を担ってくださっている方には本当に頭が下がります。
ありがとうございます!
では自宅待機となった私たちができることは、自分の免疫力を自分で上げていくことですよね。
それでは何を食べたらいいの?
という声も聞こえてきそうですので、具体的な食材を上げていこうと思います。
免疫力と抵抗力を上げる食べ物
今回は野菜をメインにお話をしていきたいと思います。人間にはたんぱく質がとても大事ですが、それをうまく体に良い効果を出すために一緒に食べたいのが野菜類。
その中でもこの季節に摂りたい野菜、免疫力を高める働きのある野菜をご紹介しますね。
春菊または菊菜
免疫力をアップさせるカロテンの含有量はホウレンソウより上。しかも、嬉しいことに、
加熱すると栄養価が低くなるものが多い中、春菊は茹でるとその効果が高まるんです!
また、最近はハーブの仲間としてサラダに登場することもある、あの独特の香りは松の香りのα/ペンネ・しその香りのペリルアルデヒドなど、エッセンシャルオイル(精油)にも使われるものからできています。
そしてその香りには食欲の増進、消化促進などの働きがあります。濃い緑色に象徴されるように豊富に含むカロテンが含まれていて、カロテンは油に溶けると、体内での吸収率がアップします。
効果的に食べるにはさっと茹でてゴマやピーナツなどと和えものにするのがおすすめですよ。
かぼちゃ
人は酸化するとまるで新しい鉄くぎが風化したり水に濡れたりしてさびるようになっていきます。これが老化なのですが、それを食い止めようと酸化に抵抗してくれるビタミンが抗酸化ビタミンと呼ばれるものです。
抗酸化ビタミンには私がよくACE(エース)と呼んでいるビタミンE、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンCに豊富に含有されています。
ビタミンA(βカロテン)は鼻の穴の中やのどなどの粘膜系の正常化や免疫力の向上、目の疲労を癒す働きがあります。
それをまんべんなく多く含んでいるのがかぼちゃなんです!
ビタミンACEは油脂によく溶ける性質(脂溶性)のビタミンなので、炒めたり、揚げたり、蒸した後にごま油やオリーブオイルなどをさっとかけたりすると体の中にしっかりと吸収することができますよ。
にんじん
ウィルスや細菌は低体温な人が大好き。
体温が低いと免疫細胞の働きが鈍くなるからなので、体温はやはり36度代をキープしていたいものです。
そんな体温の低下を防ぐ効果のある野菜が根菜類。根菜類はじっくりと過熱することで素材本来のおいしさが出るものがたくさんあります。
人参も先ほどからよく名前を聞くビタミンAがたくさん含まれていて、ウィルスの侵入経路である鼻の穴の奥の粘膜やのどの粘膜を正常に保つことで異物の侵入を防ぐ働きに効果のある野菜です。
そのほかの優れた根菜類
レンコン、ジャガイモ、サツマイモにはビタミンCが豊富に含まれていて、ビタミンCにはウィルスや細菌を体内でやっつける働きのある白血球の働きを強化し、免疫力を高めてくれます。
根菜類だけじゃない優れた野菜・果物は?
ブロッコリーにはビタミンEが豊富に含まれていることは最近よく知られるようになってきて、食卓にあげる回数が増えた方もあるようですね。ビタミンEも白血球の働きを強化し免疫力を高める働きがあります。ビタミンEは別名若返りのビタミンとも呼ばれています。
というのも、ビタミンEは血行を良くしたり、活性酸素の発生を抑える働きがあるからです。活性酸素の働きを抑えられるという事は、錆びることを防ぐので、老化予防つまり、若返りという事です。
また、風邪をひいたときに柑橘系の果物を食べるとよいというのはビタミンCが免疫力を高める効果があるからなんです。
家の中でじっとしているとなかなか気分も上がらないとき、近所のスーパーへの買い物だけが唯一の息抜きになることもあると思います。今まさに春爛漫。春の花は人間の問題など全く気にすることなく、その木、その植物らしい営みを淡々と送っています。
私たちも外野の声に一喜一憂することなく、しっかり自分の体に良い働きをしてくれる食べ物を選んで楽しくおいしく調理しながら乗り越えていきましょう!
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