離乳食にびびってませんか?
味覚は10歳までに作られる 好き嫌いの無い子にしなければならない こどもはモグモグたくさん食べるものだ
こんなことばの呪縛で離乳食どうしたらよいか分からなくなってしまっていませんか?
もちろん、好き嫌いはあるよりはないほうがいろいろな味覚に触れることができるでしょうし、多くの料理と出会えることと思います。
また、お里帰りしたときに、おじいちゃんやおばあちゃんに「食べなさい攻撃」にも負けないでガンガン食べてくれたら親孝行にもなるかもしれません。
また、
せっかく作った離乳食を食べてくれなかったらどうしよう
とおっぱいを飲んでいる子を見ながらすでに悩んでいたりしていませんか?
でも案外、離乳食で悩んでいるママは多いです。
そして、悩めるママのお子さんで、「何だかわからないけれどうちの子は何でもよく食べて困ります!」という子はほとんどいません。
なぜなんでしょう。
子供は食べる環境で味覚を覚えていきます
ワンオペで常に食事の時間は赤ちゃんと二人っきり。
少ない時間の合間を縫って「赤ちゃんのために」「赤ちゃんの健康のために」作った離乳食なのに食べてくれない。なんなら、赤ちゃん本舗で買った瓶詰めのベビーフードのほうがパクパク食べるから作る気が失せる…
なんてことはないですか?
実は私もそんな時がありました。
子供に見えているママの顔って?
離乳食の味うんぬんよりも、食べさせることに必死で、怖い顔になっていませんか?
私が行っている幼稚園児の保護者向けの食育講座では、ママについてきている日ごろ食べないしたの子ちゃんがパクパク食べて、お母さんが驚かれるという姿を何度も見ています。
私も「せっかく作ったんだから食べて欲しい!」という気持ちが強すぎて怖い顔してスプ―ンを子供の顔の前に差し出していたのだと思います。(私の目力、結構強くて、普通に見ていてもガン見しているように思われることもしばしばだったりします…)
実際、納豆や、レバーなど、大人でも好き嫌いのあるような食材でも、自分の心に余裕があって、与えていた時はすんなり食べてくれていたので、表情って大切だと思います。自分が見えていないからなおさら、心の内が子供には伝わっちゃうことでもありますよね。
肩の力を抜いて、笑顔で食べることが楽しいと赤ちゃんが思える環境をまず作ってみませんか?
子供が好きなのは2つだけ
1.お母さんの笑顔 2.自分は愛されているという実感
この二つに尽きます。
大好きなお母さんが笑っていること
そして自分はその大好きなお母さんに受け入れられているんだという気持ちに満たされていれば他にどんな幸せを求めるでしょうか。赤ちゃんはブランド物のバックが欲しいとか、大金が欲しいというようなことは言いませんよね。
大好きなお母さんが大好きなお父さんはもちろん大好きです。
そのお父さんがおいしそうに食べているのを見て、赤ちゃんが食べたそうによだれをたらしたり、それを食べたがったりしていませんか?
好きな人が好きな食べ物は食べてみたいし、それを自分も好きになりたいと思うということはママのそれまでの恋愛でも経験されたことがあるのでは?
赤ちゃんも同じです。しかし、私たちと同じ味付けでは濃すぎるので、調味料は少なく、自然の味を生かしたほうが味覚が育ちます。
なので、調味料は昆布のだしを使うぐらい。大人が食べるものを少し調味料を入れずに煮ている段階で少し分けて下でつぶせるくらいの柔らかさにして出してみてください。
赤ちゃんの「食べてみよう!」「これはおいしい味というものなんだ!」という発見と認識で味覚はきちんと育ちます。
大人だって怖い顔でいきなりスプーンを目の前に突き出されたら…
あなたも怖くて口を開けたくないのでは?
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